屋外で使用する銘板を検討するなら、雨や風に加えて紫外線にも耐えられることが重要で、少なくとも10年以上の寿命を持つ素材が理想的です。
太陽光に含まれる様々な波長の中でも、特に物質に対する攻撃力が高いので、耐久性が低い材質だと短期間で劣化してしまいます。
素材としてはプラスチックが当てはまりやすく、やはり基材そのものの耐久性が寿命を大きく左右する傾向です。強力な紫外線に対応する為には、水に濡れても耐えられる、劣化しにくい金属を選ぶのが銘板製作における基本となります。特に、ステンレスは水に強く水周りで広く活用されていますから、屋外用の銘板に最適だといえますし、勿論紫外線を受けても耐えられます。鉄は腐食が発生すると進行が早いので、発錆の予防に重要性があって、メッキや塗装などの加工が不可欠です。
その為、コストが上昇しやすく、加工品質が問われることから、近年は単一の素材で紫外線に耐えられるものが選ばれます。激しい腐食が発錆する素材は、ひと度劣化が始まると見た目に影響しますし、対処しなければ進行する一方なのがネックです。銘板は企業名などを表すものですから、イメージを保ったり伝える意味で、常に綺麗な状態なことが望まれますし、少ない手間で維持できるのがベストです。アルミも合金の種類によりますが、白錆が発生しやすい種類だと、表面がガサガサとしてツヤが損なわれますから、紫外線環境で使用するならステンレスが銘板に適しています。