リビングや子供部屋・廊下など、住居の床の至る所で電気配線を目にする時代です。
これは生活必需品となってる家電が各住居内で増えるほど電気配線の数も比例して増えるためです。中にはコンセントとつないでいるテーブルタップから、5~10本もの本数で電気配線が伸びているというご家庭もあることでしょう。そのままにしておくと見栄えが悪いだけでなく、幼いお子様や高齢者が足を引っ掛けて転倒事故を起こす恐れもあります。なるべく室内に備わる電気配線はスッキリと片付けるのが望ましく、それを可能としてくれるのが配線ダクトです。配線ダクトは会社等で用いられる電気設備のように思いますが、昨今では一般家庭でも広く普及しているものです。
設置をするには電気工事専門会社に依頼をすれば迅速に施工してくれますが、この場合は約20万円ほどの工事費用が必要で決してお安い価格とはいえません。しかし、ホームセンターで販売されている部品を使えば1、000円以下で自作配線ダクトを設けてスッキリと片付けられます。自作配線ダクトを備えるのに必要となるものは「モール」「両面テープ」「結束バンド」の3つで、どれもホームセンターで揃えることが可能です。
「モール」とは電気配線を外から見えなくするアイテムのことで、これを室内の壁に両面テープで取り付けていきます。取り付けるコツは壁と床の隙間に備えることで、室内の四方に設置をすれば電気配線を目立たないようにスッキリと片付けられます。「モール」内には計6本までの電気配線を収納できるので、「結束バンド」で複数本を束ねてから収納しましょう。