穴にもう一方を通してケーブルを束ねる結束バンドは、しっかりと締め上げて緩まないようにするのが基本です。
太さや長さなど様々な種類がありますから、束ねたいケーブルの太さや本数に合わせて、無理なく結束できるものを選ぶことが大切です。また、結束バンドには先端を通す方向があるので、正しい方向で穴に挿入して結束する必要がありますし、間違っていればロックされないです。一度使用したものについては、先端にロックが掛かって抜けなくなりますから、抜くことはできませんし、勿論再利用も不可能です。その為、再利用できる製品を選ぶか、長さを事前に確認したり本数を余分に用意して、万が一失敗しても不足が発生しないように備えるのが賢明です。
結束バンドは長さが余ることがあるので、結束した後に先端が残ってしまう場合は、ニッパーでカットします。カードが切れるくらいのハサミでも切断できますが、無理に力を入れると手が痛くなりますから、素直にニッパーを使用した方が良いです。逆に、結束バンドの長さが足りない時は、2本以上を繋げて長くしたり、大きな輪を作ることができます。同じ太さを用意する必要がありますし、種類が異なると上手く結束できないこともあり得るので、同一の製品で複数本を結束するのが原則です。基本的に水やアルコールくらいなら耐えられますが、紫外線やより強力な薬品、オイルとなると劣化することがあるので、屋外や特殊な環境では対応する結束バンドを選ぶことが不可欠です。